囲碁将棋近況(2023年7月)

連休中日ですが,過労気味なのと色々あってインドア営業です。

 

7月15日(土),16日(日)にCGFオープンが開催されました。

コンピュータによる囲碁の大会です。

会場は電気通信大学ですが,オンライン参加も許されています。

CGFオープン

 

私の方は予告通りPocketAIを使ってエントリーしていました。

ぽけったい(ADLink PocketAI人柱報告) - 48's diary

同日大学のオープンキャンパスもありまして,どちらかというとオープンキャンパス中にライブ対戦して見せるという展示になっておりました。

実際は来場者が多く中継画面を切り替えるタイミングを逸したりなどほとんど対局中と言える部分をお見せできなかったので予定通りではありませんでした。

 

また,機材が大学のため未確認ですが恐らくニューラルネットワークの設定をミスしているようでまったくもって弱いものでした。結果勝ち星は全て相手側のミス・不具合によるものでした。他の参加者には申し訳ないレベルです。

ハードウェアとしてPocketAIを動作させることしか考えておらずエラー無く動いた時点で安心しきっておりました。せめて自己対局の棋譜くらいは見ておくべきでした。

 

将棋の方の近況ですが,Intel Arc A380を選手権で頂いたドスパラポイントで仕入れておりましてこれのテストを行っています。また,同時期にRyzen APUで最強となる5700GのGPUも同時にテストしてみました。

Arc A380インテルGPUとしては低スペックのもので内蔵GPUより少し良いと言ったレベルのものです。逆にRyzen 7 5700Gはモバイル用の6000番台,7000番台を除いて最強の内蔵GPUと言えるものです。過去にいくつかのAPUはテストしてみたのですが連続運転時に不具合を起こすものが多く恐らくビデオ出力以外で高負荷を連続的にかけられるようには設計されていないのではないかと思われます。

結論から言って上記の画像のようにfloodgateで近い値が出ています。

計測用の環境は二番絞りのモデル+python-dlshogi2+onnxruntime-directmlです。

概ね想定内と言う感じでしょうか。

 

ちなみにRyzen 7 5700GでKristallweizenを放り込むと4100ほどになりますので伊達にZen3じゃないですね。(ただしA520チップセット+DDR4-2133の色々流用構成)

内蔵GPUに全負荷かけるのが無駄なのが分かると思います。

 

話は変わりますが,Arc A750が廉価販売されるらしいのでインテルGPUもブレイクするかもしれません。

個人的にはA380買ったのとほぼ同じ価格帯でぐぬぬぬって感じです。

pc.watch.impress.co.jp