2025-01-01から1年間の記事一覧

AlphaEvolveの話

半年くらい遅れているが自分用のメモとしてAlphaEvolveの話題をいれておく。 AlphaEvolve: A Gemini-powered coding agent for designing advanced algorithms - Google DeepMind どういうものか端的に言うと昨今流行のLLMをUIつまりヒューマンインタフェー…

第6回電竜戦本戦

第6回電竜戦本戦の最中にうちのエントリーの三番絞りの紹介を書きました。 bleu48.hatenablog.com まぁ、計測対局などほぼ出来ていないままでしたが予選を通るかどうかの辺りまで戦えていたので素晴らしいなと思うところです。 AobaNNUEがトラブルで不要な負…

三番絞り

電竜戦も6シーズン目です。 文部科学大臣杯第6回世界将棋AI電竜戦本戦 電竜戦 - 棋譜中継 運営サイドとして今年も色々と模索していますが、プレイヤーとしても今年の新しいものは「三番絞り」です。 といってもとってつけたようなもので、AobaNNUEが強いこと…

CSAで提案したこと2025

CSAは最近のうちの文脈だとコンピュータ将棋協会の略である。 http://www2.computer-shogi.org/ 昔の話をすると2019年の世界選手権の運営で先後の差が大きく,あまり公平と言えない点を主張した。過去の例もあって当然のように流されることになった。他にも…

AobaNNUEが強い

将棋AI界隈でも大きなアップデートがありました。 具体的には数々の実績を誇る野田さん率いるたぬきチームが開発してきたnnue-pytorchの学習技術を用いて,YSSや囲碁のAYAで有名な山下さんがAobaZeroのデータを流用して学習させたものです。技術的には私がや…

画期的な囲碁アプリ「囲碁シル」リリース

以前から予告があった囲碁のアプリ「囲碁シル」がリリースされた。 これが想像以上に画期的であった。 囲碁シル その前に「囲碁であそぼ!」というアプリが囲碁普及活動としてリリースされていた。 囲碁を楽しく覚えられる、新感覚学習ゲーム「囲碁であそぼ…

TensorRT for RTX

TensorRT for RTXと言う技術がある。 TensorRTはNVIDIAの最適化技術であるが、ここでいうfor RTXの部分はどうやらPC向けと言う意味らしい。 既に使い込んでいるがそもそもはTensorRTはAI用のGPU向けで,一般消費者向けではなかったことを思い出すに至る。 pc…

Windowsで自動タスク

UNIX系ならcronの話。 昔と違ってたのでメモしておく。 schtasks create | Microsoft Learn コマンドラインからschtasksと打てば大体できるらしい。 GUIだと「コンピュータの管理」の「タスクスケジューラ」で管理できるがコマンドラインの方がオプションが…

盆栽いじりの成果

先週盆栽いじりのようなものだと表現した。 floodgate近況(2025秋) - 48's diary 言い訳のつもりは無いがコンピュータ関係は大半独学で,特定のカリキュラムで学んだことは皆無である。もちろん,大学の授業にFORTRANの入門があったりはしたがそれ以外で学…

ローカルLLMへの期待度

ふと適当なことを呟いておきます。 ローカルLLMのことをそろそろL3Mと言い出してみるか。 — 48@ (@bleu48) 2025年10月10日 今のところ検索にもひっかからないので普及したら私が言い出したことになります。 もちろん,LLLMと表現している人もいます。 zenn.…

floodgate近況(2025秋)

前回が7月。 bleu48.hatenablog.com N150を2機購入しほぼ常駐している。 Kristallweizenが前回3900付近が4000を超えている。 短期レートが100程度シフトするのは珍しくないのでそういう現象ととらえて相対位置に着目する。 この間、やねうら王の9.00がリリー…

温故知新(続Transposition Table編)

前回のTransposition Table編に続きます。 bleu48.hatenablog.com 前回はTransposition Table実装をgpt-oss頼りに行ったという話で、当然ながら結構効果的なものでした。 ただ、Python実装なのでStockfishのような特殊なメモリ管理をしていないという話でし…

将棋倶楽部24の思い出と顛末の話

将棋倶楽部24が年内で活動終了するそうです。 指し手としては昔からあるサイトのひとつで変な色気を出さない硬派と認識していました。 個人的というよりこのBlog的には二番絞りの計測が印象深く記憶しています。 2022年の世界選手権予選一位、決勝最終戦まで…

温故知新(2年ぶり,Transposition Table編)

一時期続いていた温故知新シリーズも前回3年ぶり、今回これから2年ぶりになります。 温故知新(3年ぶりNaN回目,gpsfish計測編) - 48's diary 今回は以前よりゆるゆる更新している1fileプログラムの更新をしました。 バージョンナンバーは4-7から4-8で1200…

MXFP4やNVFP4の話(ブロック浮動小数点数)

以前3月に4ビットの浮動小数点数の話題を挙げたが,公式のドキュメントも少なかったので断定的な書き方ができなかった。 fp4の話(4ビット浮動小数点数) - 48's diary いくつか(素人向けにも)公になってきたので簡単にまとめておく。 6月のNVIDIAのテク…

オープンセミナー2025@香川

昨日20日は香川県JR高松駅前の高松シンボルタワー内にあるe-とぴあ・かがわに行ってきました。 と言うか高松のIT系の勉強会はここで行われることが多いです。 公的な施設的にも継続的な支援をしているようです。 オープンセミナー2025@香川 - connpass 初め…

LLMのベンチマーク

昨日はちょっとLLMで遊んでいた。 動作速度も意外に速いなと感じたので客観的な評価を行う。 一般的な話題は他で扱うと思うのでうちにしかなさそうなアレのベンチマークを計測してみた。 bleu48.hatenablog.com メモリ128GBに増設したRyzen 7 8840HSのノート…

gpt-oss:20bに数当てゲームをプレイさせる

LLM界隈ではMCPサーバ実装が流行ってますね。 色々あるんですがゲーム実装もありますね。 select766.hatenablog.com こちらはOpenAIのgpt-5を呼んだみたいです。 推定した数字に対する回答がMCPサーバで実装されています。 サーバ立てるのは面倒ということで…

メモリ換装シリーズ2025

意外なのか3年ぶりである。 bleu48.hatenablog.com 前回2022年はZen3の6コアノートにメモリ32GBという構成であったが,これは2019年のZen1の4コアノートに増設したメモリの移設だった。 他にも同年ゲーミングノートPCをメモリ64GB,SSD3TBとか増強している。…

N150の件その3

前回に続きシリーズ化しそうな雑記である。 bleu48.hatenablog.com nn14を放り込んでおいたが思いの外レートが低い。 nn14とは昨年公開したnnue-pytorch習作と言えるものである。 bleu48.hatenablog.com 好評だったTSEC5での実機はi9-13900Kである。後述する…

floodgate近況(2025夏)

前回まとめから丁度一年になります。 bleu48.hatenablog.com 書き始めたのが28日だったのでその頃のスクリーンショットです。 test5090がRTX5090の負荷試験で急ぎで最新ビルドにする時間がなかったので,ふかうら王の配布バイナリとそれに互換性のある頃の二…

連続対戦(長時間放置)PCの設定(Windows11編)

某ジャンルではPCの長時間放置が一般的である。 私は元々数値シミュレーションなどをしていたので数時間程度の放置はよくあった。 昨今は機械学習などが対象だろう。 身近な案件として先日仕入れたN150でのFloodgate連続対戦とかが長時間放置である。 Window…

次の一手(2025年7月19日出題)

次の一手問題 後手番です。 AIで検討したい人は下記の文字列をコピペして下さい。 position startpos moves 7g7f 8c8d 1g1f 1c1d 2h7h 8d8e 8h7g 3c3d 6g6f 7a6b 5i4h 5a4b 7i6h 4b3b 6i5h 5c5d 4h3h 6a5b 5g5f 2b3c 6h5g 3b2b 3g3f 4a3b 2i3g 4c4d 3h2i 5b4…

デュアルチャンネルメモリのお話

N150を試しているが,これ本当にSkyLake級か?というようなもっさり感がある。 一番の心当たりはメモリ帯域である。 AlderLake-NやTwinLakeではメモリスロット1つに制限が入っており,デュアルチャンネル構成が出来ずメモリ帯域が半分である。CPU自体のベン…

N150の件その2

前回に続く雑記である。 bleu48.hatenablog.com N150を動かして気になる点があった。カタログスペックほどの性能を感じないのである。 Skylake級という話であったが、どうもおかしいので破棄していないSkylakeと比較することにした。i3 6100Uという2コア4ス…

N150の件

前回N150機を仕入れたと書いた ハードウェア統一戦に代わる構想 - 48's diary 例によって多忙で未開封だったわけだが順に開封していくことにする。 今更だがT2という機種らしい。 レビュー書いてくれカードがアルミフィルムに包まれているのが闇である ミニP…

ハードウェア統一戦に代わる構想

電竜戦として3年に渡ってハードウェア統一戦を行ってきた。 第3回世界将棋AI電竜戦ハードウェア統一戦 大会で優勝したものがハードウェアの力量なのかソフトウェアの力量なのか分からない部分を明らかにしようとする試みである。一定の役割を果たしたと考え…

長大定跡の話

やねうら王が巨大な定跡ファイルを配布するらしい。 大きいんだろうと思ってまだDLしていない。 大規模定跡「新ペタショック定跡233万局面」をMIT Licenseにて公開することにしました。将棋ファンの方や、将棋AIの研究者、開発者の方など、皆様にご活用いた…

PコアEコアの話2025

元ネタは2022年のハードウェア統一戦にはじまる。 bleu48.hatenablog.com 可能ならRyzenの16コアをとサードウェーブには要望していたのだがインテル社がスポンサーになる関係でAlder Lakeで対戦することになった。 当時ハイエンドの12900Kである。 各自のソ…

詰将棋2025

簡単な詰将棋はやる方だが難しいのはとても無理だ。 次の一手なら適当でも結構当たるが,詰将棋は少しのミスも許されないので甘くない。 コンピュータにとっては詰将棋の方が簡単で本格的な指し将棋より詰将棋の方が先に実装されている。1960年代の話である…