昨年末にも取材を受けていました。
大会の参加人数や予選順位などを聞かれましたがあまり気にしたことも無かったので数えておきました。以下は自分の今後用の検索メモです。
第5回電王トーナメント(2017年11月11,12日)参加数42
予選10位,準優勝
エントリー名:shotgun
第28回世界コンピュータ将棋選手権(2018年5月3,4,5日)参加数56
一次予選2位,二次予選2位,優勝
エントリー名:Hefeweizen
第29回世界コンピュータ将棋選手権(2019年5月3,4,5日)参加数56
第一シード,二次予選1位,準優勝
エントリー名:Kristallweizen
世界コンピュータ将棋オンライン大会(2020年5月4,5日)参加数39
第一シード,準優勝
エントリー名:Hefeweizen-2020
第1回世界将棋AI電竜戦(2020年11月21,22日)参加数56
予選3位,決勝A級10位
エントリー名:二番絞り(予選V100x4,決勝ノートPC)
予選39位,決勝B級19位
エントリー名:shotgun_sdt5(ノートPC,基準ソフトとして)
第31回世界コンピュータ将棋選手権(2021年5月3,4,5日)参加数53
一次予選1位,二次予選11位
エントリー名:二番絞り(ビール工房HFT支店)
第二シード,二次予選1位,決勝6位
エントリー名:白ビール(代表松下さん)
第2回世界将棋AI電竜戦(2021年11月20,21日)参加数46
予選1位,決勝A級4位
エントリー名:二番絞り(ビール工房HFT支店)
予選17位,決勝B級12位
エントリー名:shotgun_sdt5(ノートPC,基準ソフトとして)
予選25位,決勝B級14位
エントリー名:SDG48(Xeon Gold 40コア80スレッド)
決勝の1位2位が多いイメージだったけど予選も1位2位が意外に多いのですね。
昨年の選手権の白ビールも予選負けなしの一位通過だし,電竜戦の二番絞りも一位通過。(決勝で人為的ミスを出してはいけない)
せっかくなので簡単に電竜戦での基準ソフトの話をしておくとソフトウェア・ハードウェアは同じです。電王トーナメントではi7 6700のところをi7 8750Hと微妙な差になってます。設定はもしかしたら少し変わったかもしれませんが気のせいレベルのはずです。
順位が若干上がってますがこれは複数エントリー制限をかけたためによるエントリー数減によるもので結局中段層はあまり劇的なレート向上をしていないと考えていいかと思います。トップ勢が開発した技術が遅れて実装されるまでに至っていないのがその理由でしょう。また,shotgunシステムを見慣れてない層が時間の使い方でハマった可能性もあります。
また,SDG48は疎結合合議ネタです。40コア80スレッドのマシンを使ってもさほど強くならないこともある証明にもなりますが,アピール文程度の長さで実装可能であることの証明でもあります。単純合議よりもう少しマシな合議アルゴリズムでも実装すれば少しは強くなるかもしれません。遊びの叩き台にして頂ければ幸いです。ちなみに高級スリッパの半分くらいのnps(floodgateで4300級)は出ますのでリソースの使い方の悪い例としてご覧下さい。
ついでに囲碁もメモっておきます。
オンライン化してカジュアルに参加できるようになりました。
第12回UEC杯コンピュータ囲碁大会(2021年3月20,21日)参加数20
予選11位,決勝9位(B組3位)
エントリー名:marble(RTX3090 x2)
2021年 CGFオープン(2021年10月9,10日)参加数10
19路6位
エントリー名:marble(ノートPC)
初参加でRayやAyaとそこそこ戦えたのは将棋のノウハウですね。囲碁のシチョウを避けるのをうまく実装できていないままこの順位は十分過ぎます。UEC杯では上位層がクラウドをCGFオープンでも上位層がデスクトップを使う中この順位はすごいとやねさんにも褒めて頂きました。
囲碁独自のアイデアはあまりないのですが,将棋で使えた技が流用できることは証明できたかと思っています。囲碁は自分が体験的に理解していないので実装時のアイデアが全く出なくて困っています。
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おまけ:
参加者の少ないGPW杯はこんな感じです。
2018年将棋参加数3,優勝
2019年9路囲碁参加数3,3位
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追記:
第13回UEC杯コンピュータ囲碁大会(2022年3月5,6日)参加数18
予選10位,決勝11位(B組3位)
エントリー名:marble(RTX3090 x2)
第32回世界コンピュータ将棋選手権(2022年5月3,4,5日)参加数51
二次予選1位,準優勝
エントリー名:二番絞り(ビール工房HFT支店)