今年もゲームプログラミングワークショップに参加しました。
https://www.logos.ic.i.u-tokyo.ac.jp/~tsuruoka/sig-gi/gpw/
初日の最初の枠でしたので,遅刻しないように気を配ったのだが事故渋滞などで多数の遅刻者が出たため初っ端からセッション開始時刻を遅らせてのスタートとなった。
発表内容はMulti Ponderで未検証部分の確認とそれを踏まえた実践振り返りで有効性の実証について。予稿にはないが,最後にYorkieはやはり定跡や時間制御に関して何か特殊な対応をしていたんじゃないかという憶測を加えて発表を終えた。
他の方の発表は昨年よりやや囲碁,麻雀,カードゲームの類が増えていた感じで若者の傾向かなぁと思った。知らない用語も多いので今年も学びが多い。勉強の材料が今年もどっと増えた。
この集まりはアカデミックな研究発表ももちろんだが,夜の部での対戦が面白い。
昨年はコンピュータ将棋の対戦に参加し優勝したのだが,今年は開催されないとの情報を得てから囲碁の準備をした。
さすがに3日程度の準備ではひとつも勝てない。
無謀にも先週から作り始めた囲碁ソフトでGPW杯にエントリーした。全敗だが反則はしてない。
— 48 (@bleu48) November 8, 2019
01から09までが参考勉強会のほぼ移植。
Go言語の文化に合わせてちょっとだけキャメルケースにした名称とかがあるくらい。
09でMCTSの基本までが完成。
09aがGTPプロトコルを吐くように突貫工事をしたもので,一応反則することなく対戦出来た。
結果は上にも書いた通り全敗である。といってもZenとAyaが相手なので相当に強化していかないと結果は同じになりそうである。一番の収穫は色々と情報を得られたこと。
過去のソフト開発の経緯や改善点,同時期のライバルなどと現状からの改善策や争点などなどである。モチベーションが上がりますなぁ。
で,3人参加の全敗にも関わらず3位として表彰頂き副賞まで頂けた。次回は実のある勝負をしたいものである。
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追記:
対戦相手ですがZenとAyaであってDeepZenでも夏風でもないのです。ノートパソコンでシングルスレッド縛りの対戦でしたので恐らく深層学習ではないモデルでしょう。