持続可能な開発

タイトルはSDGsのことじゃないです。

 

将棋ソフト開発費です。

今のところ将棋界隈の開発は2017年に最初に参加した第5回電王トーナメントの賞金百万円をはじめ概ねそれで賄っています。5年平均三十万円近くになります。今年も賞金の対象でした。

出ていくお金もその範囲でPCを買ったり,大会当日クラウドを借りたりしています。

この界隈で異例の黒字勢と分類されます。

 

勝つために身銭をどの程度切るかという話題がありますが,将棋ソフト開発をする前も数年に一度PCを買い替える程度ですからこれを2倍3倍にしたところで上記の足しとして僅かな額です。

職場ではもう少しマシで毎年のようにPCを買い替えたりしますが,一般的に売られていないようなものを購入するほどの資金は今のところありません。具体的に言うとNVIDIAのA100ですね。HEROZには72台あるそうで羨ましい限りですね。

スレッドリッパー3990Xが欲しかった頃に小さなクラウドファンディングを試みましたが購入額には到底及びませんでした。個人でお持ちの方は凄いと思います。今年の年内にA100後継のH100が出るそうですが全く手が届く気がしません。

 

単年であればボーナス全額投入などは可能かと思われますが,おそらく他チーム比でそれほど優位に立つ要素にはなりません。どちらかと言うと個人的に反動が出て継続的な開発の弊害になります。分かりやすく言うと強いものができなかった場合心が折れやすくなります。これは外部資金投入すると更に高リスクです。

 

え~っと何の話かと言うと計画的に持続可能な開発と言うのは持続可能な資金源が前提でしか計画が出来ないのです。単年で予算があってもそれを長期計画に組み込むことは不可能ですので長期確保できるベース資金で開発計画を練るのが安全です。

短期の競争的資金ですか?あれは年単位でスケジュール変更があるような長期開発には織り込めません。

 

中長期で応援してあげるよって方がいらっしゃれば是非御連絡下さい。

直接大学の方へ私を指名して教育研究奨励寄附金を入れて頂いても構いません。

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