まず,遊び道具を提供下さった平岡さんに感謝します。
思えば三年前になるんですね。教師データの作成依頼のツイートが流れてきたのが,そもそも私がコンピュータ将棋に触れるきっかけでした。
ダイアリーの方からインポートされた記事があるのでリンク残しておきます。
100万局面ずつの生成ってことで,たまたま他の数値解析のベンチマークを取っていた時期でもあったのでありったけの計測を行った序でに,恐らく累計1億近くお送りさせて頂いたと思います。
ということなので,この年から電王トーナメントを見ました。
古い話は去年くらいから調べさせていただいたので可能な限りついていきます。
話は変わって,5月にやった以下の件です。
うちの学生がコンピュータ将棋に関する研究をしたいというので色々と調べてもらったのですが,結果はどうもAperyがQhapaqやTNKを上回るわけがないという統計データしか出ませんでした。他サイトのレーディング計測の通りなので,詳細はネット上では省きます。
で,最後に気になったのがアレです。
決勝の朝,笑顔で御説明頂いたってやつです。
確かにびっくりしました。前日予選の棋譜引用の定跡ですからね。
それは「Aperyの指し手」なのかなぁとも思ったわけです。
ただ,これが最上位のリスペクトだと気づいたのは随分後になります。
優勝前に前チャンピオンelmoや電王TNKと並べて頂いてたのでホント光栄です。
対戦相手の設定や都合などもあると思いますが,具体的に予選棋譜などと見比べて一応私なりの結論がこれですね。
ですので選手権3位の理由の一つが序盤定跡。
これ入れないとAperyの序盤甘いよね。
レーティングは計測値が信頼できるとしておきます。