温故知新

 ふと,一昨年はじめたコンピュータ将棋にどっぷりです。

まぁ,学生の卒論ネタもあって関連書籍を可能な限り集めてみたついでに,私も歴史を学んでみることにしました。

比較的古いのから紹介します。

 

コンピュータ将棋―あなたも挑戦してみませんか (Information & Computing)

コンピュータ将棋―あなたも挑戦してみませんか (Information & Computing)

 

  

33ページには枝狩りなしでは深さ4が限界,82ページには簡単な攻めを読むにも深さ5程度は必要だが膨大な数で全幅探索はできないとあります。PC9801のMS-DOS環境です。

 

書籍の発行年次が1990年ですが,2019年のPCでは私が戯れに作った探索部で100knpsでるので枝狩り無くても秒のオーダーで探索可能となります。恐ろしいですね。

ちなみにこれくらいの探索部にSEE(静的駒交換評価)を加えると,あの稲庭将棋を葬れます。(稲庭将棋の悪夢については最近知りました。)

 

www.vector.co.jp

 

さらに,この書籍124ページには将棋とニューラルネットは相性が良いはずだとか,プロ級の強さになるには20年とかそういった結構勘のいいコメントも記されております。

当時からアイデアマンが揃ったジャンルだったのですね。