モバイルノートの熱設計の話

もう随分前から薄型ノートPCの熱設計が限界である。

結局のところインテルでもi5, i7, i9と分けて売ってるが極短時間の性能以外だと熱設計でパフォーマンスが決まることが多い。

7,8年前までは好んでi7くらいを選んでいたが現実を知った今は大差無いしi5, Ryzen5程度で良いかと妥協してる。

 

 

その短時間とはどの程度というのが上記記事だと約3分である。

3分未満ならi7がi5を圧倒できる。

経験的にはよく健闘した方だと思う。モバイルPCのファンは薄型だし,持ち運んでいるうちにゴミの類を吸い込みやすいのでそのうち数秒レベルでスロットリングをすることもある。まぁ,定期清掃した方が良い。

 

薄型じゃないノートだとどうかと思うと,ハイエンドはやはり厳しいみたい。

インテルのリファレンス機で以下の記事がある。

 

ascii.jp

 

上手に切り出しているが,パフォーマンス劣化がないのは十数分といったところである。TDP65Wならよくやった方だろう。

で,ベンチマークあるあるなんだけど,短時間のベンチマークが基本的に多いのでそれが長時間持続する保証はない。逆にベンチマークでも高負荷系のは長時間計測するものも増えている。これをターゲットに熱設計するとベンチマーク最適化ができるわけだ。

ユーザ自身が欲しいものが何か分かっていれば情報をうまく取捨選択して比較可能である。

 

で,ゲーミングノートはどうか?

200Wとか300Wとか言うのがありますね。あれは瞬間最大なら大丈夫でしょうけどさすがに連続運転はもたないでしょう。

 

ということで,用途別に買う方がいいですよって話でした。動画編集の人とかも短い動画なら10分未満で終わるんですかね。

高性能要らん人は別にいいです。安定して性能が出てると思って計測とかに使うのもやめた方がいいですね。

 

で,最後に個人的な妄想なんですが,氷満載の銅製のロックグラスひとつ用意したら30分間ブーストが効くって冷却システムをどこかのメーカーがモバイルで実装しませんか?