コンピュータ将棋界のレジェンドのひとり伊藤英紀さんの記事が出てた。
FPGA実装などされてる文字通り鬼才である。
個人的に面白そうに思っているがハードルが高いイメージのせいか実装を確認することはまだできていない。
リンク先には難しい話はないのでpdfは熟読されると良い。
電子情報通信学会の通信ソサイエティ・マガジンに、ボンクラーズの開発ストーリーの記事が掲載されました。pdfをブログに置きました。https://t.co/7a36gvV8Ml
— Eikyu Ito (@aq3948) March 7, 2019
pdf直リンクはこちら:
趣味で将棋ソフトを開発してたらいつの間にか名人越えちゃってましたhttps://t.co/l1Gn1H1jDw
ここで,クラスタリングがブルーオーシャン戦略であると書かれており,つい先日のミーティングを思い出した。
今年は但馬先生を助っ人にコンピュータ将棋チームを編成したのだが,主な理由に相談相手というのがある。実のところ私は一昨年始めたばかりで周辺の知識・情報に疎い部分が否めない。但馬先生は偶然にも開発者に近いところに長く居られたのでその辺の情報通であり専門性も近い。
具体的に相談に行くと「○○のグループが何年前にやってたような・・・」「似たアイデアはあって結構やりつくされてるんじゃないかな」「それ出来たらジャーナルペーパーだね」など実のところ否定的なコメントが多いのだが,これが丁度ありがたい。経験が浅い私などは甘く見てる部分が多く,様々なアイデアを夢見がちである。まぁ,古いアイデアの組み合わせなども効果があったりする可能性もあるので否定的意見を真に受けるとも限らないが,情報通のコメントは信頼性が高い。
そこで,「私にはコンピュータ将棋はブルーオーシャンに見えたんですけどねぇ。」ってのがあったのだが結構意見が食い違って面白い。
そうなのですよ。私もクラスタリングに注力して伊藤さんと同じようなブルーオーシャン戦略だったのですよ。(このネタあちこちでつかってるけど,このブログは初出かな)
ただ,使い方がPonder特化でシンプルな設計だったのでコードを出すほどでもないかと言う感じ。そもそもさほど勝つ気で行ってないのでねぇ。
まぁ,伊藤さんの言葉を借りると「趣味で好き勝手なことをやる個人」です。スポンサーとか欲しいけど変な縛りがあるなら断る感じですねぇ。分からん人には伝わらんでしょうけど。
まぁ,策として仕方ないのは手持ちに古いPCがたくさんあるってくらいなので貧乏クラスタでもしないと勝負にならんですよね。(週末にコーヒーブレイクなどしつつ)