このシリーズ随分ご無沙汰です。
色々と遊んでいるのですがblog更新してないだけですが
前回が2020年秋で電竜戦前で二番絞りも本格化する前です。
嘘でした。もうひとつありました。
で、AobaZeroも随分変わりました。
一時期40ブロックを試されていたのですが再度20ブロックに戻して独自の試行錯誤に入っています。ざっと大きな変更のみ箇条書きにしますと
2020年12月 v1.9 詰み局面の返り値バグ修正
2021年9月 v2.0 棋譜生成時のsoftmax温度を変更し幅広い局面の生成を目指す
2022年1月 v18 バージョン番号を内部番号と統一。棋譜生成時にKL情報量ベースで探索ノード数を可変に
2022年2月 v28 荒く言うとニューラルネットワーク構造をdlshogiに寄せる大幅な変更。末端での三手詰み探索。
2022年3月 v30 softmax温度やKL情報量に関するパラメータ変更。
2022年4月 v32 ノード展開時の初期勝率変更。詰み探索の強化(増加)
バージョン番号が変わったのとそれをエンジン名で返すようになったので使い勝手がよくなりました。
また、v28でニューラルネットワーク構造が大幅に変わりましたので棋風が一変です。末端での詰み探索が入りましたのでCPU負荷が一気に増えています。マシン次第では探索速度が大幅に落ちるかもしれません。
加えて最新のv32は詰み探索が強化されましたので更に終盤強くなった感じでしょうか。手元で試した限りではCPUの負荷はさらに増えているようです。
以前のバージョンと最適な-b -tなどのオプション値は結構変わるかもしれません。
で、最も気になる棋風の変化ですが以前の根絶やし流というか、全駒取って入玉宣言勝ちといった雰囲気はもうありません。普通に詰めて勝つようです。
実際floodgateでの成績も随分向上し、手数制限で引き分けることもほぼなくなっている感じです。宣言勝ち比率も恐らく激減じゃないでしょうか。
ということで、久しぶりにAobaZeroで遊んだ報告でした。
棋風が変わって残念と思う人もいるのかも(笑)