人間将棋

この土日の天童市で3年ぶりに人間将棋が行われた。

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開催アナウンスがあったときに一瞬「駒」応募しようかと思ったが,職業柄年度替わりに体調リスクは取れない。大人しくニコ生で観戦することにした。

 

 

人間将棋は駒ひとつに人間がひとり付く都合,棋士は全ての駒を一度は動かすのがマナーとされている。阿久津先生は盤上が熱戦になり過ぎてひとつ動かせなかったようだが,昨日の竹部女流四段は手待ちっぽく18香とひとつ手損して保険をかけて笑いをとっていた。

まぁ,勝ち負けよりも二人で全駒が動く棋譜を作る共同作品といった趣の方が強いのかもしれない。前例を見る限り対抗形(特に振り飛車側)の方が全駒動かしやすい風には思われる。

 

ということで,人間将棋ベースでふと思いついた。

全駒動かすノルマ付きの将棋である。

勝者は全駒動かした後でしか勝ってはならない。

 

敗者の駒を動かすノルマを敗者のみに課すのか,両者の全駒が動くことを勝者のノルマとするのかはちょっと考えたい。

前者であれば勝ち局面を作ってから全駒を動かすような勝ち方があるかもしれないし,敗勢になった側はそれを阻止する自爆テロ的な手筋が出るかもしれない。

後者のルールでは米長玉の形で玉より先に香車を取らなくてはならないという過酷なルールとなるだろう。

 

う〜む,どっちも歪んでるね。