スクラッチ勢の行方(その2)

え~っと,どこから続いているかスクラッチのシリーズです。

前回バージョン10cでfloodgateレーティング2200を超えた辺りでした。

 

bleu48.hatenablog.com

 

上記が昨年7月なので随分間が空いていたんですが,地味にちまちま更新しております。

前回で若干の高速化と前向き枝刈りを導入しました。バージョン10は地味にaからfまであります。

PCによりますが250~300knpsくらい出て初期局面ならサクッとdepth7くらいまで読めます。

Go言語でインラインアセンブラとか無いのでビットボード実装する気になれません。これくらいで勘弁してください。

 

そこから,null move reductionやLMRなどを調整した上で,伝家の宝刀マルチスレッド導入しました。Lazy SMPでも良かったのですが置換表へのアクセス権を真面目にロックしてやるとどうも遅いみたいなので,みんな大好きYBWCから試してみました。一度はスクラッチ実装してみたいアルゴリズムですよね。

スレッド分岐は多層版と一層版を作ってみたのですが多層版は相当の並列度が出ないとどうやら足をひっぱるようで,並のPCでは一層版の方が強いみたいです。テスト機8コアとかありますが並列度安定せず低い感じです。

というわけで,floodgateレートで2500超えてきました。

 

対戦数も少なく周辺のレートが若干安定感無いですが,Yss1000kが近づいて来たのははじめてです。恐らく基準維持の意味で投入されているので中身は変わってないと思っています。

ちなみにシングルファイルで2000行近くになってきました。

YBWCの都合,探索部がほぼ完全に二個あります。

 

ところで,ねね将棋iPad版が2000くらいに居ますね。今後の伸びが楽しみです。

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追記: