儲かる仕事

10年ほど前,某外資証券の方から短期仕事を頂いた。
正確には頂き損ねたというべきだろう。
場所は金融街の一等地,当時破綻して有名になった某外資証券が隣にあった。
依頼はJavaベースのクライアント製作であったが,スキル次第ではHFTに取り組んで貰いたいと面接で言われた。
法的責任は全面的に引き受けるので東証Hackしてくれということだ。
とりあえず,スキルチェックも兼ねてクライアントの方を進めることで合意した。
翌週,紹介者から緊急連絡があり某外資証券は破綻したと伝えられた。
連絡担当者も海外逃亡だそうな。
なにしてたんだろう。
で,HFTであるが,以下の方が書いておられたので思い出した。
 
ついにきた、HFT
http://blog.goo.ne.jp/kitanotakeshi55/e/b90293bda1b2e5c4653f9c6248321576

つまり、100円で寄り付いた銘柄があり個人の成行買いが100株づつ合計50件あったとします。

で、105円の5000株の売り物が入ってきたとしますね。当然5000株同士ですのですぐ売買が成立します。105円の売り物が消えれば成り行きで買いを入れている個人はどうみても自分の成行買いが執行されたんだ、と思いますね。

でも違います。ゴールドマン(これ、たとえですからね♪)が先回りして、瞬間的にその105円を5000株買ってしまい、110円で売りをぶつけてくると、個人の成り行き買いは110円で執行されます。

 
高周波取引wwwwwとかどうでも良いんですが
これ,日本だと結構可能なんですよというのが当時の面接担当者の説明だった。
というのは東証から遅延の少ない情報を得られるのは会員の中でも一部に過ぎないということ。(詳細は内緒です)
また,そういう特権をある程度認める風土が東証にあるということ。(当時です)
ってことから過去のHFTの実績を良く知っている外資系企業は開発に乗り出したわけで
私に依頼(のようなもの)が来たのは特殊スキルを買われたのか,某証券が弱小なのか
担当者の権限が弱小なのか理由は知らない。
で,最近またこういう話題になってると言うことは東証の雰囲気が変わって無いんだろうなぁと言う風に思ったから。
 
まぁ,個人的にはザラ場で成り行き注文はしないしどうでも良い。
知らない人は少し知っていた方が良いと言う感じの知識。
 
ゼロサムゲームでチートするのは,男らしくないし哲学に反する。
そういえば最近麻雀してないな。