意外なのか3年ぶりである。
前回2022年はZen3の6コアノートにメモリ32GBという構成であったが,これは2019年のZen1の4コアノートに増設したメモリの移設だった。
他にも同年ゲーミングノートPCをメモリ64GB,SSD3TBとか増強している。
初期メモリが多いモデルは昨今不思議なくらいバカ高い値段がついているのでこういう行為は貧乏人には有用である。
と言うことで2025年はZen4のノートPCを増強する。
勘のいい方は既に気づかれていると思うが以前メモリスロットがひとつ空いたPCを購入する話をしている。
DELLのInspiron 14(5445)であるが,タイミングよく7.5万円で仕入れられた。
8コア16スレッドで低消費電力ではなくややパフォーマンス側に振った8840HSという型のCPUである。心配は排熱である。
今風でNPUも搭載されており,キーボードもCopilotボタンがある。

今風な簡素な箱を開封して,中身はずっしり重い。特に樹脂筐体なのに重量感があるのでヒートシンクなどの重量分だと思われる。ということで,排熱に関しては好印象・期待半分である。
個人的に樹脂筐体が好きなのは冬冷たくなく夏熱くない点である。高負荷だと金属筐体で火傷することもある。そもそも持って動くのが主で,本機のキーボードを激しく叩く気はない。

開封するとメモリスロットがひとつ空いていることが分かる。SSDスロットは80mm長スペースに短いSSDをスペーサ込みで設置されている。こちらも簡単に増設できそうだ。
ファンは一般的な薄型のシングルファンである。低価格なのでこんなものだろう。過剰な期待はダメだ。
hynixのメモリ1枚をcrucialのメモリ2枚に挿し換える。

DDR5のメモリ自体は2枚で4万円強するので合計12万円ほどのコストとなった。
128GBである。
巷でメモリ128GBのノートPCを探すとハイエンドのゲーミングPCやMacBook Proで7,80万円はすることになる。もちろん,これらの方が計算能力が高いのは言うまでもないが重量は同等以上に重いので可搬性は五分というところ。
【西川和久の不定期コラム】Ryzen AI Max+ PRO 395×メモリ128GBの衝撃。ノートPCの限界が変わる「HP ZBook Ultra G1a 14 inch」 - PC Watch
で,メモリ128GBで何が幸せかと言うと,丁度OpenAIからgpt-ossというLLMモデルが公開された。小さい方の20bはメモリ16GBで動くそうだが,大きい方の120bはメモリ80GBあれば足りると表現されている。
実際に動かしてみると70GB以上のメモリを占有しているので,まぁ128GBあれば足りるということだ。
メモリってのは余裕が大切なので前者の20bモデルもVRAM16GBで動くのだがもっとVRAMがあるとはっきりわかるほど速くなる。占有部分以外の出入りもあるのだろう。
ということで,メモリ128GBの最新LLM対応AI PCが12万円で構築できた話である。
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不思議とアクセス数が増えているので誤解を招かないように補足しておく。
得てして古参PCユーザはメモリ量を重視する。理由は単純で動くか動かないかの際でメモリ不足が致命的になるケースが多いからだ。
CPUなどが遅い場合,遅いだけで待っていれば計算が終わる。それが数十倍でも一晩待てばいいだけで,待ちきれないくらいの処理になった際に速度を概算してコストパフォーマンスを計算したうえでハードウェア増強すればいい。速い計算機は高額だがコスト計算可能なのだ。
メモリ不足はメモリを増強してやっとテストがスタートし,そこで何の過不足があるか分かるので一段階出遅れることになる。
まぁ,試せば分かるがgpt-oss120bは上記PCで動くが人間が入力して待っていられるような速度では動いていない。ただ,複数のバッチ処理を夜中に投げて朝調べるくらいのことはできるという話である。まったく動かないのとは大違いと理解頂きたい。
実用速度で欲しければビデオメモリ80GB用意しろってことだ。
20bで良ければ型落ちのRTX3090で充分快適であると申し添える。