アゲハマの扱い

以前囲碁のルールに関して少し書いた。

囲碁のルール - 48's diary

囲碁のルール(その2) - 48's diary

囲碁のルールその3 - 48's diary

若干異なる部分がある。

 

また,各棋戦や棋院で時間管理や入出室など細かい取り決めがある。

ただ,そういったところで反則負けをとるにしても程度があるだろうと思われる。

LG杯の世界戦の決勝で大事件である。

 

第一戦。

 

第二戦。

 

第三戦。

 

ネット上では0勝1敗の世界チャンピオン誕生などと炎上中。

もちろんLG杯と言うので韓国主催棋戦で,柯潔九段は中国の代表である。

 

国家間で結構なもめごとになっている模様である。

 

補足として、韓国では近年ほぼ早碁が主流となっている。また、些細なトラブルでも審判が入りジャッジするのが一般的らしい。特にアゲハマに関しては昨年末くらいに明文化されており本件のように勝敗に直接影響する。本件のややこしいのは予選と本戦の間にこの明文化があり、予選とルールが異なる点であろう。韓国外の棋士には分かりづらい。

人伝であるが、アゲハマのカウントを偽装し終盤の目差をごまかす盤外戦術が韓国棋界で実際にあったらしい。

 

対して、中国では中国ルールではアゲハマの数は無関係である。溜める必要も数える必要もないルールである。

そのため石が不足した場合でなくても対局中に相手に返すことがあるそうだ。

 

何はともあれ穏便に解決頂きたいものだ。

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余談:

某プロ棋士によるとこういうトラブルが拡大するのは中韓だけで、日韓でも日中でも穏便に終わることが多いそうである。

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書きかけで2週近く放置してしまった。

近頃バタバタが多く、もう少しゆったりする時間が欲しい。