先週末にCGFオープンがありました。
CGFとはコンピュータ囲碁フォーラムのことだそうです。会員でもないし詳しくないのですが,会員外でも大会に参加して良いとのことでエントリーしました。
ええ,当初は「きふわらべ」チームの作戦参謀として参加予定だったのですが1週間前になっても参謀の出番がなかったので,急遽単独エントリーすることにしました。「きふわらべ」への貢献が0であることが前提ですが問題ありませんでした。
結果は3勝4敗で,10チーム中6位といった感じでした。
まぁ,3月に参加したUEC杯の不具合を取って参加予定だったのですが,不具合を取り切れずシチョウをまたやってしまいました。
また,マシンスペック等は表に出ていませんがUEC杯で使用したRTX3090のマシンはファイアウォールに阻まれて結局モバイル回線のノートPCで対戦しておりました。1週間前の緊急エントリーでしたがシチョウ対応できると甘く見ていたのが一番の敗因ですが,その前にファイアウォールの件でモチベーションが下がっていたのが言い訳です。
GPU周りは不可解な挙動が多く何故かビルドが通らない,何故かエラーも出ずに落ちるなどとデバッグに困ることは多くあります。
参加して多く問題点を発見することができたなど色々収穫があったので無駄でもなかったと思っています。
コンピュータ囲碁フォーラムではHCCL研究会という研究会が定期的に開催されており,囲碁プロ棋士など高段者と情報交換が行われているそうです。CGFオープン当日は同研究会の開催日でもあったので,そのまま研究会の傍聴を許されました。
個人的には囲碁の盤面はほとんどわからないのですがプロは一目で局面把握されているのですごいなぁと思いました。(小並感)
開発者個人個人は様々に新しい試みをされている雰囲気はなんとなく掴めたかなぁというのが収穫のひとつですね。
皆さん計算機リソースには苦心されているようでした。中国チームのようなインフラサポートがあれば日本も勝負になるのではないでしょうか。
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追記10/16:
遅くなりましたが9,10日のCGFオープンの結果は9路はRayが13勝1敗で優勝、19路はKohadaが7戦全勝で優勝でした。どちらもスイス式7回戦(9路は黒白2局)です。参加者の皆様、お疲れ様でした。https://t.co/AFqIsIdVTm
— 山下宏 (@yss_aya) 2021年10月16日