昨今騒がれている将棋の藤井君が棋聖戦タイトル挑戦らしいです。
無茶なスケジュールで関係者大変だろうと思いますが,それも最年少記録のためと思えば仕方ないでしょう。
で,先日ハッシーこと橋本八段が解説で言われていたのがちょっと面白かったので取り上げます。
「藤井君と対戦したいですか?」
「正直対戦したくないです」
ただ,もう対戦が決まっているんですね。
決まっているから言う上記のコメントです。
と言っても棋聖戦第三局が7月9日とか発表されていますのでこの順位戦(7月8日)は後ろに押される可能性があります。(さすがに前倒しは無いと思ってます。)
で,別の中堅棋士。
「藤井君と対戦したいですか?」
「今のうちに対戦したいです」
「今のうちとは?」
「今なら僕の方が上座なんです。もしタイトルでも獲ろうものなら初対面の高校生に上座に座られることになるんですよ。これは耐えられません。」
そうなんですよね。プロ棋士界序列があります。
タイトルは絶対的なので若かろうが上座です。中堅棋士になると数年後に負けることになっても初手合わせで上座ってのはちょっとメンタルがつらいでしょう。
前振りで藤井君凄いと言っておくのが心理的なクッションなのかもしれません。
で,ハッシーの件です。
ハッシーの初手合い前に棋聖戦第三局が行われるとしたら,もちろん可能性レベルの話ですがタイトル保持者になっているかもしれません。
もちろん上記の序列ルールでは順位戦は順位戦のルールで上座に座ることができますが心境はいかほどのものか。
ね,ハッシー複雑な心境でしょ。
ご存じない方がいらっしゃれば「羽生 上座事件」でググってみてください。
再来かもしれないです。