魔物がこんにちは

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叡王戦には魔物が棲んでいる。そう云われだしたのはいつ頃でしょうか。

前記事に少し理由らしきものを書いてみましたがそれだけでもなさそうです。

そのうち河童さんが終盤の評価値ボラティリティのグラフ描くんじゃないでしょうか。

 

叡王戦予選の見届け人をやってきました。 - 48's diary

 

で,今朝の五段予選(竹内雄悟五段 vs. 都成竜馬五段)でも「こんにちは」してたようです。

 

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相当難しい局面ですが,悲鳴が上がった45銀に対し83手目を73銀,同金とさせてから62角と打てば先手に勝ち目があったとの計算結果です。

また,84手目56銀に対して73銀と王手しましたが,これは入れる入れないに関わらず56飛と銀を取ればまだまだ難しい局面だとのことでした。窪田先生も同飛の一手と解説されてましたね。ちなみに79玉でコンピュータ将棋的にはmate23です。

上記グラフは並のPCでざっと計算させたときのものですので,深く探索させると結構変動することを確認しています。

私の棋力では全く解説についていけないくらい難しいですね。

 

棋士の心理ゲージみたいなものも見えると面白いのですが・・・

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補足:

やねうら王とKristallweizenで評価値が割れたとの話になってるのですが,恐らく82手目でKrisallweizenがプラス評価(先手優勢)としたものとその前後でやねうら王がマイナス評価(後手優勢)としたもので割れたとコメントが出ているようです。運営さんもスイッチングが大変ですね。