劣等感との付き合い方

twitterにもちょっと書いてたけど,時々酷いものを見るのでおっさんの余計な話。

心理学で重要な課題とされる案件なので少しかじった程度でも結構効果があると思ってる。

 

ja.wikipedia.org

 

劣等感そのものは絶対悪ではない。

そしてネット社会と言われる情報共有が進んだ状況では所謂ローカルヒーローが駆逐されつつあるため,どうしても能天気なアホでいられる時間が短い。

特に昨今のSNSではFacebookの設立動機にもあるセレブのマウンティング動作が滑稽なレベルで進んでおり,これを上手に捌くのは訓練された大人でも結構大変である。

 

Wikipediaレベルでも典型的対応策は書かれているが,理想的な対応が上手にできている人なんてのは実に稀である。それくらいに心理学は理解と実践の間に結構なギャップがある。(ここで理屈を書いても無駄ってこと)

 

多様的価値観を持った大人になれれば一番いいのですが,世の中順番をつけるのが大好きな人が多いので面倒なときは逃げましょう。

私の逃避基準だけ挙げておくので参考にしてください。

 

1.嫉みの感情を自覚したとき

SNSなど同類の情報源から遠ざかりましょう。

うらやましいと公言するのはもちろん,対象に対して攻撃的になるのは更に自分の心を傷つけるケースが多いみたい。勇気を持って見栄はやめましょう。

 

2.余計な考えが頭から離れない

体を動かしましょう。運動でも料理や掃除でもいいです。止まらないことが重要です。

若者に流行ってる音ゲーなんてのもこの類かなぁと思ってますが,淡々と30分くらい続く方がいいように思うので疲れないようなことを勧めます。

 

3.コンプレックスビジネス,逃避ビジネスが気になる

あなたは大変視野が狭くなっています。そして外から見るといいカモです。

視野を広げましょう。

金のない人は金が色々な問題解決に万能に思いますが劣等感の解決には無力です。

 

4.逃げずに勝ちたい

あなたは劣等感の塊です。冷静に自分の記録をつけてみてください。可能なら身近な観測者を用意しましょう。あなたの劣等感がプラスに働いていることが分れば問題ありませんが,よくない作用をしているようなら逃げた方がマシです。これ心理学的にも意外なことなんですが,いつのまにか勝てるようになったりします。

 

5.専門医以外で相談相手が欲しい

あー,意外と多いんですよ。劣等感と長年付き合って上手に捌けるようになった人って。

幼少期から大病を患っている方とかそういう環境でず~っと生活していますからね。

 

で,一番危ないタイプって劣等感と付き合いが少ない方です。

資産家の御子息御令嬢,若くして成功したスポーツマン・芸人・学者,絵に描いたような履歴書の大学生などですかね。

特に自力で登っていないのに高い崖っぷちに立たされた方は相当ヤバいです。受け身の経験もなければ即死がありますね。天才型ほど最初の壁で自死するそうです。まぁ,他人の助言とか聞くタイプじゃないです。

 

まぁ,敗北を受け入れたままモチベーションを維持できれば別世界ですね。