GeoCitiesの消滅と共に公式サイトが無くなったBonanzaである。
ちょっと(どころじゃないか)出遅れた感があるが,温めてみよう。
きっかけはこのツイート
AobaZero内にBonanzaがパブリックドメインで入っていて、Makefile書くだけでビルド可能です。
— かず (@kazu_nanoha) May 7, 2019
実はBonanzaがGeoCitiesで配布されていた頃,一部のライセンス規定が引っ掛かりGPLと共存できないのではないかとかオープンソース規定に入るか入らないかなどの話題があった。過ぎたことなので厳密な部分はここでは触れない。
AobaZero内に確かにbonaというフォルダがある。
https://github.com/kobanium/aobazero/tree/release/src/usi_engine/bona
オリジナルと比較すればよかったんだが,保存してなかったのでクジラちゃん作者のえびふらい氏の改造エンジンと比較した。
https://bitbucket.org/ebifrier/bonanza_usi/src/master/
簡単にはほぼ完ぺきに同じファイルがあると言っていい。
差分はUSIプロトコルに対応した追加分とAobaZeroに対応した追加分と言ったところだと思う。後者はyssで始まる4つのファイルも含む。 (wcsc28のYSS Zeroの派生だろう。)
ということで,ちょっとした改造でUSIエンジン化できた。ビルド環境はもちろんMSYS2である。
コンパイラの性能差かえびふらい氏のものより若干高速化された気もする程度のほぼ同等の強さのエンジンである。つまり6.0相当と考えていいのだろう。
すぐにどうこうということはないが,実験ツールにひとつ追加と言ったところか。
元々かどうか知らないがswitch文のfall through警告が沢山でるので注意。
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追記:
そういえば保木先生はもっといいソースがあるのでそういうのベースに開発した方がいいように言われてました。