あんまり理解されてないようなので,一番分かりやすいスライドをちょっとネットに乗せてみる。
少々冗談のような世界が理解頂ければ幸いである。
ちなみにCSAルールでは1秒未満切り捨て,1秒以上は切り上げなので2秒の消費時間というのはどこかで1回通信遅延のようなものがあったのだろうとの認識である。
よく定跡ゲームと言われてるが定跡だけで終局まで指せるわけがない。
相手の着手までに相手の指し手を予測しそれに対する応手を決めている。
もちろん,本番では複数のAWSハイエンドインスタンスで手分けして探索を行った。
応手部分は多くの参戦者と大きな差異はないつもりだが,面白いのが相手の指し手予測である。
情報系で言うと先読みとか投機実行とかそういう表現になる。
この設定の対局はチームメイトとの約束で一次予選だけにしておいたが,コブラさんに勝ってるくらいなので,このまま決勝でもいけたんじゃないかって感じもある。
何度か行っているイベントの余興では同じくノータイム指しの設定でノートPCの1スレッド探索で遊んでもらったが,アマチュアの有段者もいらっしゃったようだが勝利を収めた人はひとりもいない。
1スレッドであっても対局者が時間を使う局面で相当深くまで事前探索できる。
昨年末にfloodgateに投入したshotgun_zeroの完成形と言えば気づく人がいるかもしれない。
面白いと思って頂ければ幸いである。
自己対戦とか考えたくもない。