徒弟

岡山の勉強会にも講師で来ていただいた柴田さんから
以前頂いた本を一度は目を通したのだが
新幹線出張ついでに持って行った。
 
N700に乗り損ねたせいもありネットに繋がらない時間のおかげで
再読は熟読できた。
ソフトウェアがCraftなんだと言う本。
 

アプレンティスシップ・パターン ―徒弟制度に学ぶ熟練技術者の技と心得 (THEORY/IN/PRACTICE)

アプレンティスシップ・パターン ―徒弟制度に学ぶ熟練技術者の技と心得 (THEORY/IN/PRACTICE)

 
気になったタイトルだけで妄言を続ける。
 

  • The First Language

日本語です。ってのは冗談で
Cですね。++も付かないで。
8bit時代はBASICでしたかねぇ。それとアセンブラ
人に教わったのはFORTRAN(77的な),Pascalなど。
Cは独学だけどThe First Language。
 

  • The White Belt

勉強会の類では「私は素人です」と名乗ることにしてる。
事実なんだが素人扱いして頂けないケースもある。
 

  • Craft over Art

役に立ってナンボの職人の世界。
食えない職人は居ません。食えないやつは職人じゃないってことだ。
 

  • Sweep the Floor

これは気をつけないと誤解を受ける。
今時は小学校でも掃除の時間とか無いんだろうか。
親の教育の問題かもしれない。
 

  • Breakable Toys

壊してもよい玩具。
これは工学でとても重要なキーワードだろう。
自分用の工具を持ってない機械系とかPC持ってない情報系とかありえないから。
 
考えてみたら,この本はキャリア向けの心得。
所謂教育機関とは違ってプロのレベルアップを考えたもの。
国内の現状は甘くないと聞くことが多い。
たぶん日本には後進を育てなくなった世代ってのがあるんだと思ってる。