syslinux雑感

syslinuxは小さなブートローダである。
FAT専用だったらしいのですが、いつの間にか
USBメモリやらCD-ROMやらPXE(ネットワークブート)にまで対応したらしいです。
http://syslinux.zytor.com/wiki/index.php/The_Syslinux_Project
 
現行3.74を使ってまして土曜のプレゼンでは最新が3.80と言いましたが
3.81が3日前に出てました。更新が高頻度ですねぇ。
 
で、こいつの利点ですが
Windowsからインストールできる。というかexeファイル実行して起動スクリプト書くだけ。
たとえばUSBブートでしたら(usbメモリがeドライブの場合)
syslinux.exe e:
とやって、Knoppixなら以下の3行をe:\syslinux.cfgに書くだけ

LABEL knoppix
KERNEL linux
APPEND ramdisk_size=100000 init=/etc/init lang=us apm=power-off vga=791 initrd=minirt.gz nomce quiet BOOT_IMAGE=knoppix

はりぼてOSの場合はmemdiskというフロッピーイメージローダを呼んで

LABEL haribote
KERNEL memdisk
APPEND initrd=tolset/harib27f/haribote.img floppy

これでUSBメモリで開発中の同一イメージからQEMU起動も実機起動も可能。
知ってる人がパス見れば分かりますよね。
 
GRUBWindowsのレジュームとかデフラグでおかしくなるのに比べても安全安心。
そして、memdiskなんか呼ばずにカーネルを直接起動できたら起動速度が川合さんに勝てるかなぁ?
 
そうそう、最後になりましたが以上のようにlinux以外もブートできます。