地方国立大学の経済効果

あえてトラックバック無しのテストも兼ねます。
 
暇じゃないので要点箇条書きにしますね。
 
1.大学に限らず教育機関は赤字で良いのです。
そのかわりに未熟な人間を優秀な人間に育てて輩出することによる経済効果は非常に大きいものです。
下品に書くと高卒と大卒で平均生涯賃金は数千万は違います。
欧米の名門私立大学は他大学との差を宣伝の道具にすら使います。
といってもそれを全て授業料で要求するのは筋違いですね。
 
2.地方の大学が大都市と地方都市の格差を引き止めている。
異論はあると思いますが大学の先生は基本的に優秀です。
最先端の研究を推進しているという人ばかりではないかもしれませんが最先端の知識は入っております。
そういう人から学ぶ機会が日帰りで行けるところにあるわけです。
地域として遅れる部分を作らないという意味では非常に重要だと思います。
事実地元中小企業との共同研究やそれ以下の相談事が多くあり地場産業の技術的なサポート(多くは無償)として役立っていると聞きます。
近頃は社会人学生や社会人向けセミナーなども多いですね。
遠いと子供を下宿させる親の教育負担も増えます。
 
3.医学・工学は金がかかる。
いわずもがな私立は理系が少なく文系が多いんです。
それは設備や経費が少ないからです。
長期的に国家基盤を支える医学や工学の研究教育機関をある程度支えるには
行政のサポートは不可欠ですし公的な機関が運営するのが適当でしょう。
恐らく医者や技術者の絶対数が不足する事態になれば国力の停滞は免れません。
日本経済を支えているのは現在なお工業です。
 
さいごに.そもそも教育は行政の仕事です。
たとえば小中学校を全部とか半数とか私立にしようなどと言う人は居ないと思うのですが・・・

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時間もないので取り急ぎ。