Intel GMA

GMA 500については以前少し書いた。
http://d.hatena.ne.jp/the48/20090121/1232507224
 
この前に買ったDELL Inspiron mini 9がGMA 950で
知らなかったのだがDELL Inspiron mini 12はGMA 500らしい。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2009/0210/nishikawa.htm
で、GMA 950の方が消費電力もチップサイズも基本性能も大きい。
GMA 500が上回るのはHD動画再生支援とOpenGL2.0対応らしい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Intel_GMA#GMA_500
 
で、どっちが良いの?って話。
Impressの記事ではGMA 500が遅いのがドライバにも一因があるように書いているが
チューニングされても改善点は動画再生などの用途に限るだろう。
GMA 950はある意味枯れているためドライバもそれなりだ。
ということで、ユーザにとってどちらが良いとも言い切れない。
Intelとしては半端な市場を作ったことになる。
 
で、Intel的にはどうなの?と供給側の構想を考えてみると
やはりAtom向けにはGMA 500を売りたいのが本音だろう。
省電力が売りなのだからトータル性能が生かされない商品群に埋もれるのは辛いだろう。
GMA 950も息が長いが早く世代交代させてやりたいんだと思う。
しかしながら、台湾などのPCメーカ側は安くて有用なものを使いたがるわけだ。
また、nVidiaAMDなどの競争相手との市場争いもある。
Ionが結構やるってのもあるし、AMDが省電力や低価格で強みがあるってのもある。
とすると巨人Intelのことだから、GMA 500の改良版が意外に早く登場するなんてことも考えられなくもない。
 
という勝手な妄想をしてみた。
GMA 500のままVAIO type PがWindows 7を載せるとは思えないのでね。

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追記
こういう記事もあったね。

この決断を下したIntelとその要因を作ったMicrosoftに言いたい。ビジネス的には正しいのかもしれないが、PCの新しい未来の発明を促すために、本当に今の方向性でよいのか。両社にはそこのところをよく考えてもらいたい。

笠原一輝のユビキタス情報局

彼の予測では無いらしい。